いよいよやってきました冬シーズン。キャンプは夏が最盛期ではありますが、秋冬キャンプが好きだという方、実はすごく多くなっていますよね。
「ゆるキャン△」で描かれているのも秋冬のキャンプがメインというのも影響しているんだろうと思っています。
冬キャンプに関する疑問は多く
- 実際に秋まではいいけど冬ってさすがに寒いよね?
- どんなテントがいいの?
- どんな服装で行くの?
- 暖房器具はどうするの?
- 寝る時の対策は?
- なでしこやリンちゃんは寒くないの?
などなど…夏にくらべて冬キャンプには疑問も多く、また実際に道具選びや寒さ対策など、夏のキャンプに比べると対策すべき点も多く、初心者にはハードルが高く感じられると思います。
実際そうです、ハードル高いですよ。
ハードルが高いからこそ乗り越えた冬キャンプには多くの魅力が詰まっているのです!
今回は「ゆるキャン△」の影響で冬キャンプデビューしたい初心者向け△オススメキャンプギア【暖房・ストーブ編】ということでお送りします!
薪か石油かカセットか
まずはストーブと言っても種類が複数あります。
キャンプ場へ持って行くストーブは基本的に電気がなくても使えるものを選びましょう。
当然電源サイトで、とかポタ電で、という選択肢もありますが今回は電源なしでのストーブに限定して説明していきますね。
防災グッズとしても有効ですからね~、パートナーにキャンプギアの購入を禁じられたり制限されているそこのあなた!「電源なくても使える防災グッズとして有効!」このフレーズをお忘れなくw
薪ストーブ、石油ストーブ、カセットストーブの順でお手軽さが増していきます。
ロマンと火力は減っていく感じしますけども。
それぞれ特徴や種類などを解説していきます。
薪ストーブの特徴・種類
薪ストーブの特徴は何といっても
- かさばる
- 手入れ面倒
- 組み立て面倒
- 薪を燃やすので燃費悪い
- テントから煙突を出すのが手間
- テントから出る煙突がかっこいい
- ストーブの中に燃える炎が素敵
- ストーブの上で調理可能
- とにかくロマン
えーと、、、まぁいいところもそうでないところもあるんです。
では具体的に薪ストーブの種類を何点か。
ホンマ製作所の薪ストーブ。
実はこれ持っています。嵩張りますけど二次燃焼してくれるのであたたかいのと灰があまり残らないのがオススメポイントです。また国内の老舗メーカーというのも非常に安心できます。
ちなみに煙突ガードに関しては自作しました。作り方なんかに興味ある方はDMいただければご説明しますよ。
煙突ガードは2000円くらいの傘立て(最初から底が取れるタイプ)を長さ70mm太さ6mmのボルト(8本)とナット、ワッシャーもかませて固定してます。現在はマフラーなどを覆うサーモバンテージを巻いて、その上にガードを付けています。燃焼時も触れる程度までしか熱がきませんので安心です。
(これ、僕が書いたAmazonレビューです。)
TOMOUNTの薪ストーブです。
よくみる構造の薪ストーブで、ユーザー数も最も多い薪ストーブタイプ(代表的なのはGストーブですね)です。煙突が細めで、本体の中に収納可能なのでコンパクトに収納できます。またコスパも高く、煙突ガードも既製品の使いまわしが可能です。
特にこのTOMOUNTさんは最近売り出し中の中華製メーカーさんですが、どの商品もいわゆるパクリオマージュです。が!ヒット商品のパクリオマージュですのである程度安心できます。
煙突ガードはこちらが対応しています。
薪ストーブは燃やす薪の量や空気の入れ方で温度や燃焼時間の調節ができるのもおおきな魅力の一つです。また、煙突が出ているので石油ストーブよりも一酸化炭素中毒のリスクが低いとも言われています。
石油ストーブの種類
キャンプ場で活躍する石油ストーブには、「反射式」と「対流式」の2種類あります。 形状や熱の送り方に違いがあり、ストーブの置き場所によって適した方式のものを選ぶようにしましょう。 「反射式」は、本体が長方形の形状で燃焼筒が置かれている場所の背面や側面に反射板があります。
「反射式」
特徴は反射板が入っており、特定の方向に対してあたたかい熱波を出します。
部屋の端においておけるので狭いテント内でも場所を取らずに扱いやすいです。
もちろんお湯を沸かしたり煮込み料理も作れますよ。あたりめをあぶることも可能です。
比較的安価で入手しやすく、サイズもコンパクトなので持ち運びしやすいですね。石油ストーブ初心者はまずここから始めるのもいいかもしれません。
- サイズ:幅42.2×奥行33×高さ44.6cm
- 乾電池別売:単2(4本必要)
- 保証期間: 1年
- 暖房出力: 2.25kW~1.91kW
- 油タンク容量: 3.6L
- 本体重量(kg):6.6
- 使ってみたところ連続12時間くらい燃焼可能でした。
「対流式」
有名なのはトヨトミのレインボーストーブです。
美しく虹色に輝く炎に癒されます。
反射式と異なり、全方向に温かい空気を送り出します。つまりは部屋の真ん中に置く必要があるのでワンポールテントなどで使う場合は注意が必要です。
見た目がかわいいので人気があり、複数人で囲ってストーブで鍋なんていうのも憧れちゃいますね。
- コンクリート9畳/木造7畳まで
- 炎の輪が七色に光り輝くレインボー
- およそ40Wの明るさがあるので災害時の照明としても役立ちます。
- 高圧放電ですぐ点火する “電子点火” になりました。
- ニオイセーブ消火/二重タンク構造
次にコロナの対流式は火力が強いのでファミキャン用の大きめのテントなんかでも対応できます。
我が家の冬ファミキャンはこちらの対流式石油ストーブが活躍します。
- 本体サイズ:幅46×奥行46×高さ59.8cm、本体重量:11.2kg、タンク容量:7L
- 暖房の目安:木造17畳まで コンクリート23畳まで
- 燃焼継続時間:10.9時間、燃料消費量:6.59kw
- 安全装置:耐震自動消火装置
- 保証期間:お買い上げ日より1年間
ちょっとデカいので持ち運びには苦労しますけどね。。。
石油ストーブはサイトに運んでさえしまえばあとは簡単に着火して暖をとることができるという点が優れています。ただし、幕内での使用には注意が必要で、定期的な換気や一酸化炭素チェッカーなどを使った対策が重要となります。
カセットストーブの種類
カセットコンロで手軽に暖が取れる手軽さが売りのカセットストーブ。
こちらも防災用品として準備されているという方が多いそうです。
防災用品は全てキャンプ用品である!(名言)
てなことでご紹介します。
- サイズ31.2×22.2×29.0cm
- 熱量1.0kW
- 木造戸建住宅: 3畳まで/コンクリ―ト集合住宅: 4畳まで
- 安全装置不完全燃焼防止装置、立消え安全装置、転倒時消火装置、圧力感知安全装置
- 保証期間1年
- 連続稼働時間、ガスボンベ1本で2~3時間
どこにでも手軽に持ち運べますが、火力もそれなりですので秋~冬の初めくらいまでの出番になりそうです。釣りなんかに持って行く方も多いそうです。
カセットストーブは手軽に持ち運べてすぐに暖を取れる優れものです。ただし、石油ストーブに比べるとその出力は低く、真冬ではちょっと役不足になりそうです。
個人的にはワカサギ釣り用にひとつ欲しいところです。
大事なことです…
どのストーブを使う場合でも必ず使って欲しいのが「一酸化炭素チェッカー」です。
一般的に一酸化炭素は空気よりほんのわずかに軽いのですが、全て上にたまるということではなく、空気中に浮遊しています。チェッカーは自分の頭と同じくらいの高さに設置するのがよいとされています。
テント内の暖房器具の使用に関してはあくまでも「自己責任」の世界なのでしっかり対策して冬キャンプを楽しみましょう!
もしできれば一酸化炭素チェッカーは複数あると安心です。
万が一どちらかが故障してしまっても身の安全を確保しやすくなるからです。
仮にストーブ使用中にめまいや頭痛がしたらすぐに新鮮な空気を吸って、周りに助けを求めてください。冬キャンしている人に悪い人はいませんから!(たぶん)
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